Wi-Fiは便利なものですが、安全に使うためには注意しなければいけないこともあります。
特にandroidを使用している方は、脆弱性への問題が多々見られます。
今回はandroidを安全にWi-Fiに繋げるための注意点をお伝えします。
また、簡単にできる対処方法もご紹介していくので
安全にandroidを使用するためにもぜひ取り入れてみてください。
安全とされていたWPA2。これは、無線LAN上の通信を暗号化することで、
保護してくれる技術規格の1つであります。
セキュリティーの専門家も安全であると言っていたWPA2でしたが、
2017年にベルギーのルーヴェン・カトリック大学のセキュリティー研究者であるMathy Vanhoef氏が
「KRACK(Key Reinstallation AttaCK)」というKeyを再設定する攻撃に狙われる可能性が高いと発見。
「KRACK」の攻撃があると、クレジットカードの番号、パスワード、メールなどの情報を簡単に盗み取ることができ、
Wi-Fi利用者に大きな影響と不安を与えました。
現在のルーターやデバイスはWi-Fi接続の保護のために、
WPA2暗号化がほとんど用いられています。
そのため、多くの人に関係してきますが、特にandroidを使っているユーザーは
注意する必要があると言われています。
WPA2(Wi-Fi Protected Access II)を使用するネットワークは
脆弱性の影響を受ける可能性が高いです。
自宅のWi-Fi機器も必ずしも安全というわけではありません。
また、カフェや公共施設にある公衆のWi-Fiは特に攻撃を受けやすいため
極力利用しないように気を付けた方がいいです。
Wi-Fiはスマートフォン等を使う上で、欠かせないものになってきていますが
使い方には十分気を付けなければいけないということも
忘れないでください。
脆弱性が発表され、不安に思う方も沢山いらっしゃると思いますが、
しっかり対策さえ行れば、大きく影響はしません。
また、「KRACK」はWi-Fiルーターの近くにいなければできないため、
どこでも攻撃されるわけではないため、
あまり考えすぎなくても大丈夫とされています。
「KRACK」が発表されたことにより、
Windows・アップルなど各社様々な対応を行っています。
androidに対しても、Googleが脆弱性を修正するパッチをリリース。
安心して利用できるように改善され続けているので、
大きな心配は必要ないでしょう。
ご使用しているWi-Fiルーターやパソコン・スマホが
新たなパッチを提供しているのか常にチェックし、
更新していくことが重要です。
Wi-Fiを使っているときに、
WEBブラウザのアドレスバーに鍵のアイコンが表示、
またはhttpsがグリーンになっている場合は
HTTPS化されている証拠になるため、
攻撃される可能性は少なくなります。
HTTPS化は暗号化された通信方式となっているため
情報の流出されるリスクが低いということです。
もし、Wi-Fi接続時に暗号化されていないサイトで
クレジット払いの買い物をした際には
情報が盗まれる可能性があります。
できるだけHTTPS化のサイトに入るようにしましょう。
どのデバイスも最新バージョンにアップデートすること。
脆弱性の問題はまたいつ発見されるかわかりません。
アップデートが推奨されているということは、
新しい技術が取り入れられているということです。
自動アップデートをしないデバイスもあるため、
セキュリティー面のためにも意識してアップデートを行いましょう。
androidは他のデバイスに比べるとリスクがあると
言われていますが、最近では技術も進み
安心して利用できるようになってきています。
しかし、まだまだ不安に思うこともあるかもしれません。
そんなときは、通信の安全を向上するアプリを取り入れてみてはいかがでしょうか。
通信内容を暗号化してくれるVPNアプリや、
ウイルス対策・盗難対策してくれるセキュリティーアプリなど多数あります。
心配な方は、ぜひ無料で使えるものもあるので、ダウンロードしてみてください。
「KRACK」はパスワードがなくとも情報を盗むことができます。
そのためパスワードを変更しても「KRACK」の攻撃は避けることができません。
しかし、Wi-Fiにおいてパスワードは安全に利用するための
大切なセキュリティーになります。
パスワードがなければ第3者の不正アクセスを防ぐことができるので、
関係ないからと油断せず、パスワードの変更は必ずしておきましょう。
「KRACK」はandroidに特に有効だと言われていますが、
正しい使い方、そして今回ご紹介した対処法を意識していれば
大きな影響はないと言われています。
公共のWi-Fiを安易に使わないということを意識さえしておけば、
攻撃に巻きかまれるリスクはかなり低いです。
便利ではありますが、使い方には気を付けましょう。