最近ではスマートフォンの普及に伴って、自宅で固定回線を契約してWi-Fiでインターネットを利用している方も多いと思います。
自宅でWi-Fiを使用していても「なんだか電波が届かない・・・」なんて感じることがあると思います。
みなさん、Wi-Fiルーターのアンテナについて意識をしたことはありますか?
実はWi-Fiルーターのアンテナを意識することでWi-Fiでインターネットをもっと快適に使用することができるんです!
今の時代はアンテナが目に見える場所にないのでもしかしたら若い世代の方はアンテナをイメージすることが難しいかもしれません。ひと昔の携帯電話などにはピンと伸ばして使うアンテナが付いていましたよね。
実は現代のスマートフォンにもアンテナは存在しますが、小型化進んでおり、中に内蔵されることが多くなったので、最近ではめっきりと見かけなくなりました。
Wi-Fiルーターのアンテナに対しても同じことが言えます。現在発売されているWi-Fiルーターは中にアンテナが内蔵されていて、外部からは見えなくなっているモデルが多いです。ほとんどの方は、アンテナが内蔵されているモデルの方を使っているのではないでしょうか。しかし、外部アンテナモデルのWi-Fiルーターもあります。もし、同じように電波が飛ばせて違いが無いのなら、外にアンテナが付いているより、中に内蔵されていて目に見えない方がスタイリッシュでよいですよね。
実はアンテナが外にあるモデルと、内蔵されているモデルのアンテナでは電波の広がり方が違います。
どう違いがあるのかというと
外部アンテナモデルは水平または、垂直方向に電波が広がります。
内蔵アンテナモデルは360度に電波が広がります。
外部アンテナの電波は360度方向に広がらない分、アンテナの角度を調整することで電波が飛ぶ方向を変更できることが利点です。
Wi-Fiルーターのアンテナは最低1本から8本まであります。どういう違いがあるかというと、アンテナの数が多ければ多いほど回線の速度は速くなります。しかし、Wi-Fiルーターは親機と子機の間で通信が行われるので、Wi-Fiルーターのアンテナがどんなに多くても子機が少なければ子機のアンテナの本数だけの分の力しか発揮できません。最近のスマホの機種でも11acのアンテナ2本の使用が多いので、スマホでWi-Fiを多く利用するという方はこれに合わせた規格のWi-Fiルーターを購入することが良いです。
外部アンテナモデルはアンテナの向きによって電波の強弱に差が出ます。Wi-Fi電波はアンテナに対して垂直方向に飛ぶという習性があり、つまりアンテナを縦にすると横方向に電波は飛び、横に寝かせると上下方向に電波が飛ぶということです。
では、どのようにするとWi-Fiの電波をより広くすることができるのでしょうか。
基本的にWi-Fiの電波の飛距離は障害物や電波干渉などが無い状態で、最大で100メートルほどと言われています。これはどこのメーカーでもどの製品でもほとんど変わりません。しかし自宅で使用する際には壁やドア、天井などの障害物があることを考慮しなければなりません。
この2つの条件を満たすWi-Fiルーターを選ぶと、よりWi-Fiの電波を広範囲に飛ばすことができます。なぜかというと、外部アンテナの場合、アンテナを調整することで遠くにある部屋の方向へアンテナを調整することで電波を飛ばすことができるからです。また、ビームフォーミング機能という機能は、ルーター側が子機の位置を自動認識し、集中して電波を届けてくれるという機能です。この機能よって、障害物や距離がある場所でも電波が届きやすくなります。
こちらは嘘のような話ですが、アルミホイルを使うと電波が広がる範囲を広げることができるんです!Wi-Fi電波は実は、金属に反射しやすいという性質があります。その性質を利用した方法というのがこの方法です。電波はWi-Fiルーターから360度放射状に飛ぶので家の端にルーターを置いた場合など家の外側にも無駄にWi-Fiが飛んでしまいます。そこで外に向かって飛んでいる電波を内側へ向けるために、アルミニウムで外側の方を板のように囲うことで、外側に飛んでいくはずだった分のWi-Fiの電波も内側に飛んできます。
意外と知られていない事実ですが、Wi-Fiルーターのアンテナを意識することで電波を広範囲に飛ばすことができるんです!
新しくWi-Fiを購入したいという方はアンテナの本数などを重視してみても良いかもしれません。
Wi-Fiの人気ランキングをまとめていますので、是非参考にしてみて下さい!